コブシのブログ

つれづれ駄文

謎のウルトラマン

先日、郵便局に行った時の話。





入り口近くの窓口で、郵便物の発送を待っていた私。





そこは小さい郵便局で、私が待っていた場所のすぐ側に出入口があった。





“無”になって待っていた。





すると、入り口の自動ドアではないドアが勢いよく開き、マスクにニット帽の男が駆け込むように入ってきた。





(すわっ!強盗かっ!)





“無”になっていたせいか、何故か強盗だと思ってしまった私。





元ボクサーの本能からか、背後からの突然のアラートに、「ジュワッ!」とは言わなかったもののウルトラマンのように身構えてしまった。





当然の事ながら、その男性は強盗なんかではなく、ただ単に急いでいただけ。





身構えている私の横を通りすぎる男性。





身構えた気まずい私。





私は何事もなかったかのように、左側に置いてあったTVの国会中継を数十秒見ていた。





「お待たせしました!」





郵便局員の声で正面を向いた。





なんという“静”と“動”!





回りからは、突然、ウルトラマンのように身構えて、国会中継を見て、正面を向いた“謎の一周をした男”と認識された事であろう。





自分自身に笑けてしゃーなかった。





にしても、あんな勢いで入ってきたらアカンわ。