コブシのブログ

つれづれ駄文

2018年12月のブログ記事

  • 200%夢の話 <1>

    10年ほど前、あるボクシングジムの会長から久しぶりの電話。  「コブシ君、ちょっと頼みがあるんだ・・・」 その会長に私は大変な恩義があった。 だから、自分にできる事だったら何でも引き受けようと思った。 ただし、モチロン犯罪行為を除いて。  「リングドクターがな・・・」  数日後に迫った、ジムの興行... 続きをみる

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  • なんちゃってクリスマス

    今年のクリスマス・・・ 我が家の歴史に残る『サンタ事件』がおこった。 娘も小6。  いろんな情報が溢れている現代。 友達やネットで調べる等で、サンタなんか“いない”事など、容易にわかるだろう。 昨年の時点でも、友達から「サンタって親なんよ!」って言われて若干、疑惑があった。 それでなくても、去年、... 続きをみる

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  • あおり運転

    先日、家族で外食をしようと車で移動していた。 すると、前方に不審な動きをする車がいた。 その車は、3車線の真ん中を軽く蛇行しながら走っていた。 スピードも速くなったり、遅くなったりと、周囲の車も、避けるように近付いていなかった。  最初は高齢者の方が運転しているのかと思った。 だが、近付くにつれ、... 続きをみる

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  • オッサンの昔話 <完>

    「あのな、コブシちゃん・・・ナツコのことなんやけど・・・。」 マスターは苦虫を噛んだような表情で続けた。  「実は・・・俺の子、妊娠して、もうちょっとしたら、店をしばらく休むねん・・・。だから・・・コブシちゃん、ボクシングやんなよ!」  「へ・・・?」 マスターの子ってことは、つまり、そういう関係... 続きをみる

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  • オッサンの昔話 <2>

    私は興味なさそうなフリをして、その紙を受け取った。 “店もうちょっとで終わるから、どっか行こ!” ナツコさんの顔を見た。  今まで見てきた中で、最高に可愛い笑顔だった。 クールに決めようとしていた私だったけれど、我慢出来ずにニヤケ顔になっていた。  店の会計を済まし、店の外で待っているように言われ... 続きをみる

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  • オッサンの昔話 <1>

    今から30年くらい前の話。  16歳でいろいろあり、家を出され、ある施設に預けられた私。  労働基準法?知ったこっちゃねぇ! 今じゃ考えられないんだけれど、朝早くから夜9時10時まで働かされていた。  休みなんてほとんどなく、あっても事務所の電話番という軟禁されたような休みくらい。  「上等だよ!... 続きをみる

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  • 1人ベストキッド

    高校3年の頃。 高校2年の始めに、本格的にプロボクサーになるため夜遊びを止めた私。  近くにボクシングジムがなかったのと、格闘技好きな友人が一緒にやろう!と、学校の近くにあるフルコンタクト系の空手道場に入門。  私も強くなるために貪欲だったから、他の格闘技をするのも何かの役に立つだろうと思っていた... 続きをみる

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  • 心の隙間 <2>

    Kさんに言われてから、バイトしてても、視線を感じて見ると、Kさんが見てたり。 タイプではないとはいうものの、とんでもないデブやブスでもないので、私も意識するようになってきた。 しかし、私と同時期に入っていた、族上がりのTさんとKさんはできているという話も耳に入っていた。 そんなある日。  「コブシ... 続きをみる

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  • 心の隙間 <1>

    今から10数年前の話。  日中の本業が安定せず、夜中、運送会社でアルバイトしていた頃の話。  次々と入ってくるトラックから荷物を下ろし、その中身を検品して、またトラックに積むという倉庫内での仕事だった。  私の住んでいる地域では、高めの時給1200円だった。 その代わり、時間に追われるし、男は重労... 続きをみる

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  • VS キチ〇イ 〈2〉

    私たちは恐る恐る交番に入った。  Nが口から泡を飛ばす勢いで熱心に自分の受けた被害を警官に訴えていた。 それを、呆れたような顔をして二人の警官は聞いていた。  「もう、常連でね~。」  一人の警官が、中に入った私たちにそう言った。  聞けば、近所の住民と揉めては交番に駆け込んでくるとのことだった。... 続きをみる

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  • VS キチ〇イ  <1>

    「コブシちゃん、助けてあげて!」  今から20年ほど前、妻と付き合っていた頃の話。  妻の親友のシングルマザーのHちゃん。  女手ひとつで、2人の子供を頑張って育てていた。 しかし、ある男に悩んでいた。 その男は、Nというアパートの1階に住んでいるHちゃんの向かいにある一軒家に、母親と二人で住んで... 続きをみる

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  • 意味不 <2>

    マンションの部屋に入る。 つい何時間前は、赤の他人だった関係なのに、その人たちの部屋に入る非日常。  通常だったら、ありえない展開。 お互いだいぶ酒も入っていたから、麻痺していた。  部屋に入り、乾杯して飲み始めた。  子供たちも、相変わらず仲良く遊んでいた。  1時間くらいたった頃。  「私、眠... 続きをみる

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  • 意味不 <1>

    今、高1の子供が3歳くらいの話。  翌日休みだったので、晩御飯を妻と子供と3人で、居酒屋に行った。 すると、隣にも同じような年頃の夫婦と子供の客がいた。  最初は別に話してなかったんだけれど、子供同士が遊ぶようになり、その夫婦とも話しをするようになった。  子供が同い年で、同じ男の子。 お互い初め... 続きをみる

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  • 私のお口の中の入道雲

    先日、妻と2週間振りの営み。  子供たちが寝静まってからなんて危険過ぎる。 なので、だいたい、私が休みで、子供たちが学校に行った後、即ち午前中にするのが通例だった。  子供たちが学校に行き、阿吽の呼吸で私からシャワーに行った。  立ちながらボディソープを手に取り、シャワーを浴びた。 ついでに歯磨き... 続きをみる

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  • そこはいらんやろ!

    仕事で朝早く、朝食を取れなかった私。  車に乗りながら、おにぎりでも食べようとコンビニへ。  数あるおにぎりから、炒飯のおにぎりが目に入った。 それを手に取り、足早に車に乗った。  運転しながら、袋から取りだし、片手でたべながら運転していた。  二口目を食べようとした時、前の車が急に止まったものだ... 続きをみる

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  • 霊能力開眼!

    「霊能者」  古いところで言えば、宜保愛子さん。  否定はしないけど、実際には、ホンマか~?と、思っていた。  「俺の知り合いに、めっちゃ凄い霊能者がおんねん。一回行かへん?」 10数年前、ある事で悩んでいた私にツレが言ってくれた。 その時に、霊能者といわれる人に会った時の話。 その霊能者の人は、... 続きをみる

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  • 2ちゃんねる

    「2ちゃんねる」・・・所謂、あの「2ちゃんねる」である。(笑) あるスレッドで私の実名が載っていた事がある。 そのスレは、私が所属していたジムのスレッド。  確かに、会長は背中から腕にかけて立派な彫り物が入った、現役なのか元か知らないけど、ヤクザだった。 そのせいか、少々・・・いや、その一つ二つ増... 続きをみる

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  • バック恐怖症

    オラーイ!オラーイ!オラーイ! ドンっ! あれ以来、私は車のバックが・・・いや、今回の話はそのバックの話ではない。  昔のプロボクサー時代の話。  前にも書いたように、私は勝つ為に試合1ヶ月前から禁欲生活に入る。 現役の最期らへんには女性と同棲していた。  21、2の頃だったので、性欲も暴れん坊だ... 続きをみる

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  • 何もしてないのに-5キロ  <完>

    「コブシちゃん、話があるんだけど・・・。」  毎晩の恒例行事となっていた一戦が終わった後、神妙な面持ちでMちゃんが話し始めた。  「実はね・・・もう、生理が来なきゃいけないのに、こないの・・・。」  「えっ・・・。」 なんか、ドラマとかで聞いたセリフが、自分に向けられている事が信じられなかった。 ... 続きをみる

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  • 何もしてないのに-5キロ  <2>

    深夜の駅・・・。 ポツンと立っている女の子。  田舎の駅なので、Mちゃんの存在はすぐにわかった。  「あ、俺・・・コブシやけど・・・。」  振り向いたMちゃん。  緊張のご対面。 (めっちゃ可愛い!) ブサイクだった時の事も想定していた私の心配など、ぶっ飛ばすくらいの可愛さだった。  間違いなく、... 続きをみる

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  • 何もしてないのに-5キロ <1>

    私が20歳の頃の話。  19歳でプロになり、デビュー戦を1RKOし、そのままの勢いで新人王トーナメントへ。  連勝を重ね、準決勝戦で初黒星。 その頃の私は、連戦のダメージで、パンチを打つ度に腰に激痛が走るという最悪の状態。  腰の治療の為、半年間ブランクを作った。 そして、腰の具合も回復してきたの... 続きをみる

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  • 酒癖 <2>

    Mの酒癖。  絡み方が、シャレにならないらしい。  私が付き人をしていたKさんの父、先代の付き人をしていたOBのRさん(いかつい方)を本気で怒らせて、新年会の席で、どつかれたらしい。  「アイツ、ホンマあかんで!」 その話を、Rさんから聞いていた。  私も、最初はMの事が苦手で、話すのを避けていた... 続きをみる

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  • 酒癖 <1>

    私の持論。  「酒癖が悪い奴は、性根がそういう奴」 かなり偏見があるかもしれない。  「理性のタガを取っ払う、なりたい自分になるための道具」 TVか本でか忘れたけれど、酒とは・・・と、どこかのお偉い先生が言っていた。 だよな~!と、変に納得した。 よく、女性にワイセツな行為をした容疑者が言うセリフ... 続きをみる

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  • 新聞拡張員のSさん  <完>

    近所のファミレスに行った。  Sさんの年齢は58歳。  離婚してから、妻や子供に対する贖罪の念を忘れる事はなかったそうだ。 そのせいか、3歳の息子の事を、かわいがってくれた。  食事の後、ゲームセンターに寄った。  Sさんは、息子の為にUFOキャッチャーで、何百円も使い、ぬいぐるみを取ってくれた。... 続きをみる

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  • 新聞拡張員のSさん  <1>

    “新聞拡張員” 新聞購読契約の勧誘をし、その契約によって報酬を得る。 いきなり家に来て、あの手この手で新聞を購読してもらおうとする。  中には強引に、恫喝まがいに契約をとる人間もいる事から、「新聞ヤクザ」とも言われるらしい。  私は、この手の営業をする輩が大嫌いだ。  人間関係は鏡みたいなものだと... 続きをみる

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  • 一番効いたブロー

    私は今まで、どんな攻撃を受けても、倒された経験はない。 そんなタフな私が、今までで一番効いた攻撃。 それは、数年程前の出来事。  長く勤めていた仕事先の代表と、ケンカ別れして仕事辞めてしまった時の事。  突然辞めさせられたので、次の仕事先も確保できなかった。  子供もまだ小さく、妻の不安は募るばか... 続きをみる

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  • 神様からのギフト

    かつて、その荒々しいファイト振りから“○○の虎”と呼ばれていたKさんというボクサー。 Kさんとは、関東のSジムで階級も同じ、デビュー戦も同じ時期、ファイトスタイルも同じファイタータイプ。  新人王戦も違うブロックで、同階級にエントリーしていた。 そのせいか、よく火のでるような打ち合いをして、スパー... 続きをみる

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  • コブシ仏

    いつものように、会社の前の道路を掃き掃除していた時。  一匹の獰猛そうなスズメ蜂がいた。  普段なら、走って逃げただろう。 しかし、私は逃げなかった。  何故なら、そのスズメ蜂は瀕死の状態だったからた゛。  今にも死にそうに、少し丸まりかけて、足をゆっくり動かしていた。  掃除も終わりかけで、枯れ... 続きをみる

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